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#54883
光明
ゲスト

インターネット連句
ソネット「顔彩の青」(平坦韻)
6月20日
 皆様、おまたせしました。13句目は花の句です。9句付けていただきました。脚韻はg韻の最初になります。
 9句の中から、ゆきさんの「花吹雪隠沼を染めひとしきり」を、ここらで景色だけでもいいなと思い採りました。
 14句目、挙句は春の短句です。脚韻はg韻「きり」になります。
 仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は一語一会です。
 それでは、挙句の締切りを6月22日の20時とします。この巻の最後、揮ってご投句ください。

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   ソネット「顔彩の青」(平坦韻)   2020.05.28起首

1  顔彩の青買ひ足すや五月晴        芳(夏)a
2   四葩自慢の亭へ御招ばれ       光明(夏)a
3  きつかけは水琴窟の話題から      日和(恋)b
4   新絹纏ふ君はハイカラ        ゆき(秋恋)b

5  玉兎連れローカル線の気まま旅    すみれ(月)c
6   迎へし猫にみやげ木天蓼       安庵(秋)c
7  時経ても笑ひの渦のサザエさん     今日(雑)d
8   マスク品薄励む増産         遥夢(冬)d

9  賑ひの社遠くに酉の市         夕汐(冬)e
10  成人なれど恋は未開地       メロン(恋)e
11 今年こそ婚活サイト見極めん     しをん(恋)f
12  日永マージャン待ちはリャンメン   小石(春)f

13 花吹雪隠沼を染めひとしきり      ゆき(花)g
14                      (春)g

皆様の付句
惜別の盃に散り込む飛花しきり     遥夢(花)g
*花にお酒はつきものですね。「惜別の盃」にする必要があるかどうか、気になります。

経蔵をぎいと回せば花吹雪      しをん(花)g
*9句目に神祇が出ているので、釈教はもういいかなと思いました。

まを取つてステイホームで花の宴    今日(花)g
*ここは「間を取つて」ですね。日本語がカタカナ語に席捲されていきますね。

仲良しのお喋り尽きぬ花の宴     すみれ(花)g
*花よりお喋りですね。整った花の句です。

花の宴和洋中なる重も栄え      メロン(花)g
*宴の料理に視点を定めた花の句ですね。我が宰相の奥さまはレストランの中からの花見だったと、旦那が弁解していました。

銅鑼の音をかぞへ佇む花の席      安庵(花)g
*銅鑼が鳴らされるのは、茶会の席だからでしょうか。緊張感が伝わります。

花吹雪隠沼を染めひとしきり      ゆき(花)g
*この句をいただきます。

復元の楼門照らす花明り        秋草(花)g
*「楼門」が9句目の「社」と差し合いますね。「復元の城門」なら通りますが。

空模様窓からのぞく花見酒       閑坐(花)g
*窓から空を眺める「花見酒」だと「花」はどこにあるのでしょうか。
「空模様窓からのぞく花の宿」とすれば明確に。