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インターネット連句
ソネット「顔彩の青」(平坦韻)
6月20日
皆様、おまたせしました。13句目は花の句です。9句付けていただきました。脚韻はg韻の最初になります。
9句の中から、ゆきさんの「花吹雪隠沼を染めひとしきり」を、ここらで景色だけでもいいなと思い採りました。
14句目、挙句は春の短句です。脚韻はg韻「きり」になります。
仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は一語一会です。
それでは、挙句の締切りを6月22日の20時とします。この巻の最後、揮ってご投句ください。
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ソネット「顔彩の青」(平坦韻) 2020.05.28起首
1 顔彩の青買ひ足すや五月晴 芳(夏)a
2 四葩自慢の亭へ御招ばれ 光明(夏)a
3 きつかけは水琴窟の話題から 日和(恋)b
4 新絹纏ふ君はハイカラ ゆき(秋恋)b
5 玉兎連れローカル線の気まま旅 すみれ(月)c
6 迎へし猫にみやげ木天蓼 安庵(秋)c
7 時経ても笑ひの渦のサザエさん 今日(雑)d
8 マスク品薄励む増産 遥夢(冬)d
9 賑ひの社遠くに酉の市 夕汐(冬)e
10 成人なれど恋は未開地 メロン(恋)e
11 今年こそ婚活サイト見極めん しをん(恋)f
12 日永マージャン待ちはリャンメン 小石(春)f
13 花吹雪隠沼を染めひとしきり ゆき(花)g
14 (春)g
皆様の付句
惜別の盃に散り込む飛花しきり 遥夢(花)g
*花にお酒はつきものですね。「惜別の盃」にする必要があるかどうか、気になります。
経蔵をぎいと回せば花吹雪 しをん(花)g
*9句目に神祇が出ているので、釈教はもういいかなと思いました。
まを取つてステイホームで花の宴 今日(花)g
*ここは「間を取つて」ですね。日本語がカタカナ語に席捲されていきますね。
仲良しのお喋り尽きぬ花の宴 すみれ(花)g
*花よりお喋りですね。整った花の句です。
花の宴和洋中なる重も栄え メロン(花)g
*宴の料理に視点を定めた花の句ですね。我が宰相の奥さまはレストランの中からの花見だったと、旦那が弁解していました。
銅鑼の音をかぞへ佇む花の席 安庵(花)g
*銅鑼が鳴らされるのは、茶会の席だからでしょうか。緊張感が伝わります。
花吹雪隠沼を染めひとしきり ゆき(花)g
*この句をいただきます。
復元の楼門照らす花明り 秋草(花)g
*「楼門」が9句目の「社」と差し合いますね。「復元の城門」なら通りますが。
空模様窓からのぞく花見酒 閑坐(花)g
*窓から空を眺める「花見酒」だと「花」はどこにあるのでしょうか。
「空模様窓からのぞく花の宿」とすれば明確に。