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インターネット連句
重伍・二十五句「一輪の紅」
8月2日
皆様、おまたせしました。3句目月の句に7句の付けが集まりました。その中から、すみれさんの「名月に稚児は上手に正座して」を採りました。月の句の目指す所は、古来より月を賞翫することであるので、幼き者に名月に対する心を伝えようとする様子を描いたこの句に強く惹かれました。
課題の「Go」音字についても「稚児」の「児」で応えていただきましたが、他の付句では「Go」音を「押韻」として詠み込まれた句があり、説明不足を痛感いたしました。この「重伍」形式では「Go」音である平仮名・カタカナ・漢字を、指定された句に一文字詠み込むということを改めて提示しておきます。
次の4句目は雑の短句を、仮名留めで普通にお詠み下さい。
今回の「重伍」形式、表・裏はございませんが、基本的な式目は歌仙式に倣って進めたいと思います。なお仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は一語一会です。
それでは、4句目の締切りを8月4日の20時とします。揮ってご投句ください。
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重伍・二十五句「一輪の紅」 2020.08.01起首
1 初萩の一輪の紅愛しむかな メロン(秋)
2 夢路抜け出し潜む邯鄲 光明(秋)
3 名月に稚児は上手に正座して すみれ(月)「児」
4 (雑)
5 (雑)「Go」音詠み込み
6
7
8
9
10
後、15句省略
皆様の付句
面上げまさごに舞はん良夜にて 安庵(月)「ご」
*月の宴での舞、風情を感じます。
月中天五重塔の影濃くて 遥夢(月)「五」
*月より五重塔に重点が置かれましたね。
名月に稚児は上手に正座して すみれ(月)「児」
*明月を愛でる、この句をいただきます。景色の端麗さを覚えます。
明月に論語暗唱高らかに 秋草(月)「語」
*月に対峙する臨場感が伝わります。
月清し浜の真砂に波寄せて ゆき(月)
*視点が「月」「真砂」「波」と別れてしまいました。
月待つとリモート御膳如何ならむ しをん(月)「御」
*月の表記が「立待」「居待」「寝待」の内、どれに当たるのかが曖昧。
月動く空透明に風もなし 炬燵猫(月)
*第三の句として機能するテーマが見えてこない。