/ 最終更新日時 : 9月 21, 2017
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9月 21, 2017 11:59 am
#581
雀羅
ゲスト
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■(1)世吉「笹舟に」 2017.9.15 起首
笹舟に乗せゆく酒(ささ)や小鳥来る 雀羅
秋の灯点る老舗割烹 鮎並
月白の墨に膠を含ませて 紅鯨
初心者ゆえの芸の細かさ 麦子
夫らはケーキ作りに挑戦し 絵(かい)
長寿の家系百歳の笑み りえ
○高齢の男性たちがお菓子作りをしている、楽しい景色です。りえさん、「老は表では避ける」という式目・作法はありません。でもこういうことを言いたい気持ちは分かります。「老」は往々にして表では避けるとされる「述懐」にからみやすいからです。『猿蓑』の「灰汁桶の」の表の4、5句目に、
ならあべて嬉し十のさかづき 去来
千代経べき物を様々子日(ねのひ)して 芭蕉
とあるのは、小松を引いて千代の齢をことほぐということで、おっしゃるように「めでたい老」。貞享元年芭蕉出座の「海くれて」の巻第三では、
二百年吾此のやまに斧取て 東藤
とあり、「二百歳の私は」という名告りで、なんだかとてもおおらかです。
「モデルルームの案内山積 紅鯨」、「モデルルームは・・」というのは前句に良さそうな入り方です。「案内山積」がちょっとごちゃごちゃしてますかね。
次も雑で長句(五七五)でどうぞ。