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#67233
光明
ゲスト

インターネット連句
 伊予の湯桁「琴の会」の巻
6月2日
 お待たせしました。中八句目は冬の短句です。10句の付けが寄せられました。この後に新年の句が予定されていますので、できれば晩冬の季語は避ける配慮があればいいなと思っています。
 それと、ここまで結構重たい内容の句を採ってきたので、ここは軽めの句をと思っていたところ、炬燵猫さんが「柚子湯の柚子をギュッと抱きしめ」と、子供じみた香り立つ仕草を詠まれたので、躊躇なく採りました。

 中九句目は雑の句をお詠み下さい。

 基本的な式目は歌仙式に倣って進めることとします。仮名遣いはいつも通り、歴史的かな遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので、現代仮名遣いでも結構です。同字は月・花以外は一語一会とします。

 中九句目の締切りを4日の20時とします。揮ってご投句ください。

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   伊予の湯桁「琴の会」   2021.05.04起首

左 初袷たをやかに座す琴の会      メロン(夏)
   風の調べに揺るる葉桜        光明(夏)
  夏燕空を自在に遊ぶらん        遥夢(夏)
   仕事帰りにフィットネスジム    炬燵猫(雑)
  金色の手作りジャムを購うて      秋草(雑)
   路面電車が見せる町並み        芳(雑)
  月中天魚も眠る水族館         ゆき(月)
   お独りさまの集ひ夜長に      しをん(秋)
中 地芝居の台詞合はせは白熱し       芳(秋)
   のそりと歩く若冲の象       炬燵猫(雑)
  ほの一字背(そびら)になぞり頬を染め 今日(恋)
   疑惑の後妻じつは世話焼き      日和(恋)
  媾曳の浜辺に寄せる黒い波       遊子(恋)
   寝酒の友に誘ふあやかし       秋草(冬)
  浄土にも有りや冬月ちちははよ    しをん(冬月)
   柚子湯の柚子をギュッと抱きしめ  炬燵猫(冬)
                       (雑)
                       (新年)
                       (新年花)

皆様の付句
早梅をもて戯る幼児           今日(冬)
*三句あとに花の座が来ますので、「早梅」は避けたいですね。それと、父母が前句に有るのに、そこに「幼児」を付けるのは、家族感の結びつきが出すぎてしまいますね。

雪の童がサクサクサクと         縁糸(冬)
*句を仕立てる場合、短い中にも意味合いというものを、持たせるようにしましょう。表現とは伝達することなので、この句で何を伝えるのかを固め、それにはこの言葉の並びで十分かどうか吟味しましょう。

雪晴の野に足擦る兎           甚碌(冬)
*「雪晴」と「兎」はどちらも冬の季語、連句でも季重なりは好ましくないとされています。それと何度も言いますが、下句を四三にするのは意識して避けましょう。

雪ころがしに笑ひころげて        遊子(冬)
*「ころがし」に「ころげて」を付ける感覚は買いますが、やや軽くなりすぎた感ありです。

しみじみと聞く百八の鐘         遥夢(冬)
*前句の「浄土」と釈教つながりになっており、「あやかし」も含むと三句絡みになり、停滞感を覚えます。

潤目鰯にまだ海の色          しをん(冬)
*詩的で良くできた句ですが、どこか既視感があるのは私の思い違いでしょうか。

レム睡眠を繰り返す山          日和(冬)
*冬の句をお願いしました。

マスク二重のコロナ対策         秋草(冬)
*時事句であっても、連句の中ではコロナの事は忘れたいと思います。

柚子湯の柚子をギュッと抱きしめ    炬燵猫(冬)
*この句をいただきます。

遠き祖国を思ふ年の瀬           芳(冬)
*これも良くできた句ですが、前句に「浄土」があって、次に「祖国」が付くという、場所の重なりが気になります。

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