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#9373
雀羅
ゲスト

■満尾☆★③歌仙「我村や」★☆ 
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我村や春降(ふる)雪も二三尺        一茶
 雛の使ひの昼くらふささ          雀羅         
大干潟人力飛行夢に見て            紅鯨
 錠剤の粒床に零るる           可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター        柳下
 迷路の月はひまわりの中           桃 夏・月

眩しげに薄荷水のむご住職          小石
 善財童子の旅も終わりに          麦子
原語にてマルテの手記を読み了える       華美憂
 教務課からの急な呼び出し          桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ        柳
 まぶたの母は世間知りすぎ          羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ       紅
 おやつの時は豚のカンカン          桃
曲馬団カーテンコールは三度まで         麦
  靴紐解けば秋の夕焼             晴
花灯籠かすかになりて月の舟          柳 
 わらう露人と猿酒を酌み           羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに          去戸留
 スイッチバック二飛び四飛び         桃
雑草と呼ばれし草にある名前         麦子
 ゆかしき人に似たる風情よ          小波
引金を引けないままのスナイパー       小石
 瓦礫の街を夏のつばくろ           羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの         柳
 貿易風の大波に乗り             桃
亡命の積荷を隠す独裁者            波
 人形は未だ首を振ってる           羅
元号のいつまであるや十六夜           麦
 テニスコートに見初めあふ秋          柳
ナウ
当てのない着信音を待ついとど        富士
 玉露一滴しぼり切るとき           桃
起き上り小法師倒れてそのままに        波
 めくるページに挟む未来図          富
花と舞うサルサ・マカレナ・チャチャ・ルンバ 龍一
 鉢巻きをした仔猫抱くひと          執筆

         2018.2.7  起首
         2018・4・13 満尾

○歌仙「我村や」の巻満尾お目出度うございます。富士さん、大丈夫ですよ。こうしたネット連句ではいい風が吹き続けるときと、凪になってしまうときと、色々です。まったく気になさることはありません。どうぞ皆さん気分本位で関わって頂きたいと思います。そして、大体、花の句というのは出にくいものではあります。それですから、もうここから後花を零してはいけません(遠慮してはいけません)という意味で「花の定座」というものがあります。そして、どうぞ「独り占め」して下さい(^^) それで富士さん、はずみと次いでですので、発句下さいませんか。春の季語です。たのしみにしています。いつでも結構です。  雀羅